日本文学研究科修士論文評価基準
尾道市立大学大学院 日本文学研究科
修士論文の評価基準
以下の点を踏まえて総合的に評価する。
(研究論文の場合)
- 先行研究を把握し、適切な紹介がなされているか。
- 研究方法を吟味し、研究目的にふさわしい方法をとっているか。
- 研究方法や記述方法が、研究倫理に則ったものとなっているか。
- 明確な目的、方法の記述が適切になされ、得られた結果から適切な結論が導かれる論文構成となっているか。
- 論理に破綻がなく、結論が導き出されているか。
- テキストの精読や実地調査と関係資料の精査をもとに、自らの見解を明確に提示しているか。
- 導き出された結論が、先行研究から踏み出したものとなっており、専門領域の学界に貢献するものとなっているか。
- 研究論文としてふさわしい文体となっているか。
- 引用や付注の方法は正しくなされているか。
- 誤字や脱字がないか。
- 書式や製本方法は、読み手のことを配慮したものとなっているか。
(文芸創作の場合)
- 既存の作品との関連や位置づけを把握できているか。
- 著作権に觝触するような執筆内容になっていないか。
- 充分な構想時間をもって執筆されたものか。
- 創作ノートを作成し、構想がどのように立てられ、変化していったのか、人物設定がどのようになされ、変化していったのかが、第三者に把握できるようになっているか。
- 教員からの指導や、学生を含めた合評会などによる指摘を踏まえて修正がなされているか。
- 提出された作品は、作者の表現したいことが明確に表されたものとなっているか。また、自らがそれを理論立てて説明できるか。
- 創作ノートは、どのような考えに基づき、どのような過程を経て制作されたものかがわかるように示されているか。
- 提出された作品は、修士課程教育(特に日本語学、日本文学、漢文学)を踏まえたレベルのものになっているか。
- 作品内容にふさわしい文体が採用されているか。
- ストーリー設定、人物設定等に破綻や矛盾が生じていないか。
- 誤字や脱字がないか。
- 書式や製本方法は、読み手のことを配慮したものとなっているか。